不定期シリーズ第10弾!は、SecondLifeの仕様の中でもいろいろとある無制限について、
青天井(その3)として、
キャラメイク(アバターの容姿の編集)の制限数に着目してみます。
🔆キャラメイクやり放題
Second Lifeの中で制限のない青天井となっている事の1つに
「キャラメイク(アバターの容姿の編集)」 があります。自キャラの容姿について巷のMMORPGなどではゲーム開始時に所謂『キャラメイク』という部分で好みの容姿に仕上げてから進行するという流れですが、Second Lifeの場合は初期にキャラメイクに相当する部分はなく、既製品のキャラクターを選択するだけとなっています。
このあたりも初心者さんからすると戸惑うことかも知れませんね。この『デフォルトで用意されたアバターを選択するしかない』ことから、好みの容姿が見つからず、そこで終わってしまう人が居るとすれば残念です。
容姿については
後から編集するという仕切りなので、キャラメイクの手間を省いて誰でも即時に開始できる利便性の方を優先しているのだと思います。ちょっと接続して仮想空間でミーティングをするとか、ちょっと興味があるとかで見てみたいとか、即応性がある方がいいでしょう。
とかく
『お着替え大好き♪』な向きには衣装アイテムが沢山あり、無ければ自作することも出来なくはないSecond Lifeの環境は魅力的ですが、衣装に合わせてアバターを弄らなければならない場合もあります。そんな場合に、もしも容姿の編集が有料だったら・・・とか考えたくもないです。
MMORPG系ではキャラメイクは有料の場合もある
自キャラの作り直しができる場合であっても有料のオプションとしているものが多く、そのためにゲーム開始時に時間を掛けて自キャラの容姿を納得いくまで編集したりしがちです。参考までに有名所のMMOタイトルでの料金設定を見てみると
FF14の場合
『幻想薬』アイテムを使用してキャラメイクをやり直せる。
幻想薬アイテムは一度だけ無料で入手できる。
単品販売では1,080円
PSO2の場合
『エステ利用パス』アイテムを使用してエステサロンを利用(キャラメイク用の別室)
エステ利用パス の単品販売は500AC(=500円) ※現在は販売されていない
エステ利用パスSの単品販売は100SG(=500AC=500円)
エステ無料パス → キャンペーンなどイベントで入手
時折にイベントキャンペーンでアイテム消費なしで何度でもエステ利用が無料となる場合あり。
まぁ扱いとしては容姿についてリセットするということで別料金なのでしょう。
Second Lifeでのキャラメイクは、何時でも何処でも何度でも無料です
何時でも何処でも編集可能
アバター(自キャラ)は、動いている時は『物理オブジェクト』座っている時は『非物理オブジェクト』の扱いで、自分の所有するオブジェクトですから、当然に何処でも何時でも編集可能で、もちろん他人が編集することはありません。アバター編集専用の空間もなく、通常のフィールド上で編集を行います。ただしアバターの容姿編集を行っている間は頭上のアバター名のバルーンタグに「容姿編集中」を示す表記が付きます。何処でも何時でも可能なので店先やイベント会場などその場で編集する場面もよく見かけます。また施設によっては容姿編集用の所謂『更衣室』を上空のSkyBoxなどに設置しているところもあります。
何度でも無料です
メーカー既製のアイテムを選択するだけのMMORPGとは違い、アバターもユーザーリソースから成り立つという考えで行くと、自分の物は自分の物ってことで何度も無料で編集できるのは当然の権利ですね。けれども『3Dアバター』としてSecond Lifeに作成した3Dモデルのアバターを持ち込もうとすると、アップロード料金はSecondLifeでは有料となってしまうので、何度も3Dデータを作り直しをするというのは気をつけたいです。ちなみに DAE (Collada) というデータ型式のみ扱えます。直接に FBX, glTF, GLB, BLEND, VRM, PMX(PMD) なども扱えるといいですね・・・。
容姿編集は必要な小技
時折、アバターの表示が崩れていたりスキンの反映がされないなどの状態が発生することがあります。こんなときに一時的に『容姿編集』を起動して、なにもせず閉じるというアクションを起こすことでアバターの構成データが更新されたという扱いになり再読込を発生させることで正常にアバターが表示されるようになるというSLあるあるな慣習だったりします。
Second Lifeには『キャラスロット』が無い訳で・・・
「CC(キャラ・チェンジ)するね~」と、巷のMMOでは日常的に耳にする言葉ですが、Second Lifeにはキャラスロットはありません。アバターとして1つが利用できるだけです。アカウントごと別のものにすることもありますが、それだと持ち物が共用出来ないことから無駄になってしまいます。このような環境なのでSecond Lifeではアバターの構成要素を丸ごと置き換えることでキャラ・チェンジしたかのような仕掛けとしています。過去には1つ1つのアバター構成要素を1つ1つ付けたり外したりと面倒なことをやっていましたが、今では "OUTFIT" としてフォルダーに纏めて収容することで一括でアバターの構成要素を置換できるようになっています。まぁアバターの見た目が変わってもアバター名は変わらないのでキャラ毎に設定したロールプレイを行うような楽しみ方では少し不満を抱くことになるでしょう。
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