上記の扉画像はライトのOn/Offでの効果の変化をGIFで示したもので特に装着には関係がありませんが、これが装着位置や角度、サイズが異なると、どのような変化となるか理解を深め、各自のアバターに最も適した状態で使用して欲しいとの狙いです。
このFaceLightは 「私のアバター用に(自分の好みで)調整した状態」で出荷しています。あなたのアバターとはおそらく違う顔でしょう。現在では衣服のアイテムのようにFitMESH対応や各種のBODYやHEADに適合するように専用に作られたアイテムであれば自動で調整がされるので、こういったFaceLightのようなアイテムでも入手したままポン付けで使っている人も居る事と思います。しかしFaceLightは照明装置であるので各自のアバターに合わせて是非とも調整してから使って欲しいと思います。
その前にライトの特性について触れておきます。SecondLifeの光源には太陽と月、そして任意のライトがあるのはご存じでしょう。太陽と月の光は直進し距離によって衰退することがありません。しかしライトの光は拡散(拡がる)し、かつ、距離によって衰退するのです。このことは中学校の理科とかで出てくるかな。
ほうれい線消しじゃないんです
FaceLightのイメージって以前のノーマルアバターで発生しがちな
小鼻の横の凹みやほうれい線を
目立たなくする用途で
FaceLightを使うというのがありましたね。
(ノーマルアバターでの違いは過去記事参照)
もちろん、そういうノーマルアバター向けに強い光を常時照射して
ほうれい線消しとしても使えなくはないですが
ライトとして『1灯』仕様なので少し不向きかも知れません。
あくまでもFaceLightなどが必須でないMESH頭向けのライトです。
昔使っていたFaceLightをMESH頭に換装してからも使い回していませんか? ほうれい線や凹みを目立たなくする為の照射角度、位置と、そのような歪みが無いMESH頭とでは同じ照射角度、同じ装着位置ではないでしょう。
まずは立ち位置から見直そう
お好みのポーズスタンドでカメラが北向き
すなわちアバターは南を向いている
この方角がいいですね
間違っても西とか東向きで調整するのはお勧めしません。
そりゃ、まぁWindLightとかEEPとかで太陽位置とか環境は変えられますが
アバターに合わせて東西南北が回転移動するのではないので
陽当たり良好な南を向くようにしましょう。
すなわちアバターは南を向いている
この方角がいいですね
間違っても西とか東向きで調整するのはお勧めしません。
そりゃ、まぁWindLightとかEEPとかで太陽位置とか環境は変えられますが
アバターに合わせて東西南北が回転移動するのではないので
陽当たり良好な南を向くようにしましょう。
位置調整向けにプリセットの9番をLOADする
このFaceLightは初期状態では『自動調光』『自動調色』になっています。そのままだと分かりづらいのと刻々とライトが変化してしまうのでHOLDモードを使用します。
(Ctrl + Alt + T)
FaceLightにタッチ
メニューから
「HOLD」を選択
※HOLDモードとは
自動調光と自動調色を行わない
固定の設定モードです
HOLDモードに切り替わったら
次に
「LOAD」を選択
LOAD画面で
「9」を選択
プリセットの9番の設定が
読み込まれます。これで位置調整準備OK
色 = 白
距離 = 0.5m
強さ = 0.9
衰退 = 0.75
装着位置を調整する
装着箇所については "nose" としていますが、特に規定ではないので好みの装着箇所に変更して構いません。顔と同じ向きになるのはchinや左右のear(耳を動かさないなら)とかもあります。まずは照射範囲が適切か確認する
選択物の光源範囲を可視化できる状態にして現在のライトの範囲が適切であるか確認します。初期プリセット9の設定だと範囲が0.5mなので殆どの場合で大丈夫ですが、ウサ耳であるとか(上に長い)エルフ耳であるとか(左右に長い)鼻が長い(リザードマンや馬などの種族)だと、これでも範囲に収まらないかも知れません。必要であれば照射範囲を変更する、あるいは装着位置の前後方向を調整するなどが必要になります。ちなみにプリセット9でなはなく、初期状態での設定値では照射範囲は0.38mとなっているので、前後方向だと耳の後ろあたり。左右は肩幅程度という状態になっています。私のアバター基準なので、各自の好みで調整してください。
なお、この光源範囲の可視化は、あくまでも光源としての範囲なので360度方向を対象範囲として示していますが、このFaceLightはプロジェクター仕様なので "光源の中心 = オブジェクトの中心" から後ろ側への照射はありません。
光源の上下位置の違いでどのように変化するか
こうしなければならないとか、これがBESTだ! 鉄板だ! というのはありません。あくまで各自の好みでいいんですが、位置をちゃんと調整しないと損するかもよ? ってこと。ライトの設定はプリセット9のまま、装着位置を出荷状態から変更した場合のサンプルです。左から上下位置0、上下位置+100、上下位置-100です。回転角度は顔と平行(90度)に戻しています。
このように装着位置(上下)が違うだけで得られる効果も違ってくるというのが見て取れます。無難なのは上下位置=0でしょうか。もっともこういったライトの位置の違いによる効果の違いを避ける為に1灯式でなく上下左右と複数の光源を使ったFaceLightやBodyLightもありますが光源が増えれば増えるほど、どんどん不自然になっていくので個人的に多灯式は好みじゃないです。
光源の回転角度の違いでどのように変化するか
こんどは上下位置は中央のまま角度だけを変化させてみます。左から、回転角度は顔と平行、+45度、-45度。ライトの設定はプリセット9です。
上下位置が全く同じでも角度が違えば変化が出てきます。まぁこれはライトの衰退量がプリセット9の場合0.75としているので周辺に行くほど暗くなるということの現れです。じゃあ太陽光と同じように光量が衰退しない設定にすればいいんじゃない? と思うかも知れませんね。けれど全く衰退しない設定にしてしまうと太陽の光と同じく光が当たっていないところは、くっきりスッキリと明暗が出来てしまうことでしょう。なのでライトの衰退量を0とするのはお勧めしませんが、このFaceLightはプロジェクター式なので照射する図形との組合せで図形の方をフェードアウトすることにより明暗のエッジを生じないようにも出来ます。
そんなところで、好みの装着位置を色々と試してみてください。
装着位置で気をつけるべきところ
唇の形状によっては下方向から光を照射した場合に自身の唇が影を落とす事になり髭面みたいに見えるかも知れません。MESH頭ならでわってところですね、このようなノーマルアバターだと発生しなかったようなことも出て来ます。他にはやはり光を当てるのですから、リップグロスや髪の光沢などが表現されている場合に意図しない結果となっていないか気にした方がいいでしょう。プロジェクターライトはオブジェクトの大きさで照射範囲も変わる
何れも壁面までの距離は同一で深夜環境の設定で撮影
くっきりと明暗が分かる照射にしていますが、形状で光の形状も変わる事が分かります。
くっきりと明暗が分かる照射にしていますが、形状で光の形状も変わる事が分かります。
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