もう1つの流れ Slave Reg(istry)
過去記事でも触れましたが、現状で同種の登録サイトが2つある状態なので軽く解説します。元祖は The Slave Register (TSR)
WEBアーカイブを見てみるとコピーライト表記の年号から1997年から存在しているWEBサイトのようで、年数を追う毎に変化していった様子が伺えます。登録番号の型式は、XXX-XXX と XXX-XXX-XXX の2パターンがあり、前者は2005年までの登録番号です。この番号の名称は、どちらも『Slave Registration Number (SLRN)』です。サイトは~2017年未明まで稼働、現在は消滅しています。(経緯は過去記事参照)2代目は The Slave Registry (SR)
WEBアーカイブを見てみると、WEBサイト自体は2001年頃から存在しているようでslave登録などの機能が本格化したのは2015年頃だと見られます。注:2代目はまだ現存です!Whoisの返却情報でもドメインの登録は2001年となっているので、元祖The Slave Register (TSR)が台頭してきた時代の対抗的な存在だったのかも知れませんね。
この頃(2015 - 2017)までは、登録番号の型式自体も同じで XXX-XXX-XXX の型式で、この番号の名称は『Slave Identification Number (SIN)』です。その後に元祖The Slave Register (TSR)の登録データも含みアクセスが出来るようにサイトの再構築が行われ現在に至ります。ただし参照できる元TSRのデータは2016年06月までのもので、サイト消滅までの2017年04月までに登録されたものは消失したとのこと。
証明証書の出力において先代との互換性なのかSLRNとSR-SIN番号では出力されるバーコードの表示がそれぞれで異なっています。
ところが2020年未明頃?からサイトのアクセスおよび既存の登録データの変更はできるものの、新規での登録が出来ないという状態が発生し、このサイトの所有者であるbrutalpassion.comのサイトに2021年にサイトのリセットが完了する旨の告示があり、その期間はetsy.comを使ってください、と書き置きがあるものの、etsy.comの販売ブースは空で、サイト自体も2023年現在でも更新されていません。まぁ何かがあった、ということしか分からず開店休業になっている様子です。
3代目になるのか? Slave Reg(istry)
前述のとおり、『2代目がまだ現役で稼働中だけど新規で登録できない』という状況で2020年にこのサイトが作られたというのは前の記事でも触れていますが、サイトのタイトルが "~(仮)" みたいになっているのは、このためではないでしょうか。(3代目を名乗れない) とりあえずは過去の既存の登録番号も手作業ながら登録も出来るので、先代と同時に存在している状況だけど新規登録が出来るのは Slave Reg(istry) だけとなっています。しかしながら証明証書の出力において先代との互換性はなくバーコード表示は新しい型式の NN-XXX-YYY-ZZZ に統一されます。
バーコードや番号をTattooにして彫っちゃってる人は、かなり困るのではないでしょうか・・・
Slave Reg(istry) に検索機能が付いた
ようやく当記事の主題の話しですが、いままで(初代と2代目)になかった検索機能で新たな使い道もありそうだってところです。検索機能が付いたことで何かのきっかけで身バレすることに繋がることも考えられるので内輪でこっそり使うだけならpublicでなくprivateで登録した方が安心ですが、第3者から見えることでの楽しみもあるので、よしなに。ありがちな名前の
"Master" で検索してみると・・・
たくさんヒットしますね~
名前を固有名詞にして検索すると
『私はこれだけのSlaveを所有している!』
というように誇示するような使い方も出来るでしょう。
それにしても、この人は沢山お持ちですね・・・
グループや施設での扱いとかも考えられそう。
検索を試していて、ふと気になったのが名前の部分にTSR登録番号らしきものを入れている人がチラホラと見られるので、番号で検索してみたところ、どうやらお相手の履歴として利用しているように伺えます。所有者が変わる度に番号を取り直すのかな。
そうかと思えば番号は変わっているのに所有者名は全く同じという人も居たりで、まぁ使い方は各自の工夫次第ってところでしょうか。特に暗黙のルールがあるというようなことはなく、主には名前欄で他には何かの登録番号を示すような文字となっているものも見受けます。
登録番号の見分け方
3代目 Slave Reg(istry) で採用されている登録番号の書式NN-XXX-YYY-ZZZ について
NN の部分は登録した西暦年の下2桁 というのは見て分かります
あとの XXX, YYY, ZZZ の部分は、何か規則性があるのかは、分かりません。
しかし、その内容が次のような場合は、それぞれ意味があります。
00-XXX-YYY-ZZZ と、年部分が00で始まる番号の場合は、過去の既存番号帯から移入された番号です。すなわち、"00-"を除いた、XXX-YYY-ZZZ は、先代のSLRNまたはSR-SIN番号と同じと言うこと。
ということは、
00-000-YYY-ZZZ と、年部分とXXXの部分が全て "0" である番号であれば、それは2005年までのSLRN番号という意味になるので、もしも現存しているならレアでしょうね。。。
なお、先代(The Slave Registry)でのSLRNとSR-SIN番号の見分け方は、証書出力した場合にバーコード部分に付与される冠詞の番号帯の違いで見分けることが出来ます。
SR-SINの場合は
まぁ文字でも "SR-SIN" と刻印されるのですが
冠詞となる数字が 2673 となります。
(この数値以外もあるかも知れません)
SLRNの場合は
文字でも "SLRN" と刻印され
冠詞となる数字は 2672 です。
(この数値以外もあるかも知れません)
Slave Reg(istry) では、バーコードは新しく別の物になっているので旧来のSLRNおよびSR-SIN番号を識別することは出来ません。
あと、余談ですが、Slave Reg(istry)で
この部分(赤い囲み)の日付は
証書出力した日付となるようなので
参照する毎に自動的に変わるようです。
先代までは更新した日付だったんですけどね。
参考までに初代のバージョン2な証書でも日付項目は3つあります。
ただし On The ~で示される日付が
更新日なのか表示した日付なのか確証はないけれど表示する度に日付が変わったような記憶はないので2代目と同じで更新日の扱いだと思います。
なお初代のバージョン1な証書では状態によっては横長なレイアウトになったりします。(枠線の角が丸いのが特徴)
同じく初代のバージョン1な証書で稀少な000ナンバーの物。右下のTSRアイコンが丸付きになっているけれど、000ナンバー特有なのか、そういうデザインの時があっただけなのか理由は分かりません。
これも初代の証書ですがQRコードも付いたバージョン3形式。一番多く見かけるタイプじゃないかなぁと思います。なお同じ書式でも環境によるフォントの違いにより異なって見えます。
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