2016年でもフェイスライトは手放せない

MMORPGじゃ「照明」については、あぁ昼だね日が落ちて夜だねぇぐらいしかなく、天候などで見た目が少し変わるぐらいで殆ど意識する事はないと思いますがSecondLifeにおける「照明」についてはユーザー自身が設定を変える事も出来るので何かと工夫されているのではないでしょうか。もっとも身近な照明としては太陽と月の2つがあります。これはシステム側で提供しているので全ての人に影響を与えます。(その太陽と月ですらSIM持ちなら動かせますけどね) それ以外に光源としては6個までが最低限は使えるというのがSecondLifeの基本的な仕様です。光源として有効になるのは、ビュワー側で月と太陽以外で自分に最も近いものから扱われ、上限を超えた光源は処理されません。そんな光源の利用方法の1つとして「フェイスライト」があります。

注記:
(6個というのはOpenGLで提唱している最低限の使用可能な光源数=8個 - 太陽と月の数 で自由に使えるのは6個という意味合いです。また、最低限と表記しているのはアドバンスでない古いビュワー環境でも許容される数であって現行の仕様では光源数に制限はありません)


■フェイスライトとは何ぞや?
旧レンダラーで描画したとき、月と太陽しか扱わないためアバターの顔などに妙な影が出る現象を光を当てる事で影を極力飛ばしてしまおうという考えで、光源をアバターの顔の前などに付けます。そのアイテムをフェイスライトと呼びます。体全体を照射するアイテムではボディライトとか別称があるものもあります。


旧レンダラー
(Advanced Lighting Model 無効状態)

フェイスライト 無し

環境は Midday を選択

アバターはクラシックアバター(非MESH)

このように頬が出張ってボコボコ感が目立ちます

アバターモデルはテスト用に使っている2号さん


旧レンダラー
(Advanced Lighting Model 無効状態)

フェイスライト 有り(3灯白色)

環境は Midday を選択

アバターはクラシックアバター(非MESH)

細かな部分で凹凸はあるものの光で飛ばしてすっきりした見た目



新レンダラー
(Advanced Lighting Model 有効状態)

フェイスライト 無し

環境は Midday を選択

アバターはクラシックアバター(非MESH)

環境光を取り入れ自然な影が掛かるのでとても落ち着きがあって、ふんわりしてますね


新レンダラー
(Advanced Lighting Model 有効状態)

フェイスライト 有り(3灯白色)

環境は Midday を選択

アバターはクラシックアバター(非MESH)

顔がはっきり見えるので好まれる方も居れば不自然だとして好まない方と意見が分かれそうです



さらっと4つの画像で示しましたが、これがSecondLifeの遷移でもあります。

旧レンダラーは仕様的にはOpenGL2.0の内容で、使える光源も8個迄(太陽と月を含む)となっています。多くのSecondLifeの解説で任意の光源数が上限6個と記されているのは、このためです。

新レンダラー(Deferred rendering)は仕様的にはOpenGL3.0以上を要求します。使える光源数はビュワーの環境次第で制限無しという内容なので一部のビデオカードでは対応しなかったりします。

いつ頃から新レンダラーが実装されたかは公式ビュワーのV2版でSL Viewer v2.7.1 (232828) がリリースされた2011年6月14日まで遡ります。いわゆる「影付きレンダリング」が実装された頃です。実装当初はよほどハイエンドなPCで無いかぎりは影付きで常用なんてとんでもない話しでした。これによりSecondLifeは廃PCでないと楽しめないという印象を与えました。


いまではPC環境が進化して殆どがAdvanced Lighting Modelを有効にして常用している人が普通であって、あえて旧レンダラーで使っている人は居ないでしょう・・・


■フェイスライトなんて不要ジャンw
そうなんです、Advanced Lighting Modelの機能でWindLightの設定を適切に行う事で、全く同じ古いアバターでもフェイスライトなんて付けなくてもいいんですよね~w

じゃあ何故フェイスライトなのか。
私が推奨する理由は「ムードランプ」としての効用です。
すなわち白色ではなく、太陽光な色や、暖色などをライトとしてあてることでスキン+タトゥーの組合せやスキン+グロス+反射の効果といったMESHボディの特権的な機能、それらの規定値だけでは得られない微妙な変化が照明をあてることで得られます。同じボディで同じスキンなのに何か違う・・・。そこに拘ってみたいのです。

先の 新レンダラー ALM有 フェイスライト有
ライトの色を白色から、ややピンク色にした物です。
色は(R255, G200, B255)を指定

黄色っぽい肌がほんのり赤みが出る感じですね


こちらは、やや青みがかった色を付けました
色は(R200, G200, B255)を指定

白人っぽくなったかな?

ほかにもWindLightの設定値によっては顔に凹凸が目立つなどの理由で今でもフェイスライトを常用している人も居る事でしょう。けれども多数の人がもはやフェイスライトは古いアイテムであり無用な物だと考えられていますが、このようにちょっと色を付けることで差をつけることに使えるのです。


■フェイスライトは光害だ~
フェイスライトは光源なのですから少なからず周辺に影響を与えてしまいます。イカ釣り漁船のような1人で全ての光源を消費してしまうような多すぎるライトや、照明範囲がやたらと広大な広すぎるライト、そして真昼のような明るさの眩しすぎるライトについては光害と呼ばれ嫌われます。そんな歩く太陽のような方は見かけなくなりましたが、どんなに控えめにしても電球と変わりないですからね。

もはや歩く電灯
深夜設定なのにこの明るさ lol

眩しすぎ+広すぎの 例です


それでもこのフェイスライトは
かつてLAQという高名なスキン屋さんで
配布されていた物だったりします
ある意味記念物ですね

照射範囲が広すぎですw

フェイスライトを付けていて
何かに近寄ったとき
それが自分のライトに照らされて
明るくなってしまった・・・
なんていう場面を経験した事があるでしょう

対象が建物とか静物なら気にしなければいいのですが
それが他の人のアバターであった場合
ライトがあたってしまって
妙な感じになってしまったり
気になってしまいます


その原因はこの光源が
旧来からのポイントライトだから
全方向360度に向けて
光を放つことにあります

どんなに範囲を小さくしても
ポイントライトでは
照射する必要のない部分まで
照らしてしまう事は避けられません

■プロジェクターで照射範囲を限定する
Advanced Lighting Modelの機能で「プロジェクター」を設定する事で上記画像のようなスポットライトのような効果を与え、結果として照明の照射範囲を限定する事が出来ます。この機能をフェイスライトに応用した物を新型フェイスライトと呼ぶ人も居ますが、かつてのフェイスライト全盛の時期のように全ての人に必要というアイテムではないのでアバター用プロジェクターライトとか効果用ライトと呼んだ方がいいかも知れませんね。

そもそもプロジェクターですから、本来は画像などを光として物体に対して照射する機能です。

照射する角度は任意に変えられますが少なくともポイントライトとの違いは、どんなに広くしても光源より後ろ側には光は無い事です。


詳しい設定についてはLindenのLighting and shadows解説が詳細です(英文ですが・・・)

このプロジェクターをフェイスライトとして使用するにあたり気付いた点をいくつか上げると

・プリムの形式は無関係でプリムがボックスであってもシリンダーであっても同じだった
・黒地に白丸とすると一見では丸く照射されているように見えるが黒い部分は実際には黒色が投影される事になるのでアバターの顔など白っぽい物だと黒い部分で暗くなる気がする
・透明をプロジェクターに貼りつけると、まったく光が出なくなる(おそらく丸く照射するには透明背景に白丸の画像が最適)
・プロジェクターのプリムの面も照射対象になってしまう。このため何かテクスチャが貼ってあるプリムをプロジェクターとする場合、目立つ場所だとチラつきが厄介
・プロジェクターの設定値(画像も含めて)は、スクリプトから参照/更新する機能が無い



理由は分からないけれど、プリムのサイズを変化させると何故だか照射範囲にも影響がある

各色の箱サイズ
緑:0.5 x 0.5 x 0.5
赤:0.5 x 0.2 x 0.5
黒:0.5 x 0.5 x 0.2
橙:0.2 x 0.5 x 0.5

このことから縦長、あるいは横長に照射したい場合、貼りつけるプロジェクター画像をスリットのような形状にしなくてもプリムの形によって実現できるということが分かる。姿見のような全身照射するようなものも可能でしょう。プロジェクターの設定値をスクリプトでは変える事は出来なくともプリムのサイズを変える事で変化が得られるのであれば、旧来のスタジオライトやダンスステージの演出効果的に使う事にも応用できそう。

■Do it your self
そんなところで、今でもフェイスライトを使っている人に向け、「プロジェクターランプのススメ」とします。自作するきっかけになればいいかな。ビュワーの環境がそれぞれ違うし、個人の好みもそれぞれ違うから、これがBESTだ!とか、この設定が鉄板だ!というのは無いでしょう。ましてやスキンやシェイプもみんな違う世界ですからね。

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