2025年上半期 (H1)の出来事
1月
●WEBブラウザー経由でのSecondLifeのテストが突然に発表される。ただし接続可能時間は10分の制限付き●
→ curl 等のスクリプトを処理しない単純なHttp-Get系ではfeed取得が出来なくなった
→ 後に特に問題なく参照できるように修正された模様(2025年06月確認)
●WEBブラウザー経由でのSecondLifeのテストにて接続可能時間を1時間に拡大
●【WEB】community.secondlife.com での 公式Blog のカテゴリーが廃止される
→ 複数あったBlogカテゴリーが打ち止めとなり、代わりに featured-news と tools-and-technology の2つとなる
Blog Home ディレクトリは https://community.secondlife.com/news/ へ変更
旧Blog ディレクトリは https://community.secondlife.com/blogs/ のまま継続。ただしrootからのリンクなし https://community.secondlife.com/blogs/category/1-general/
※旧Blogディレクトリは、後に全てアクセス不可となっている(2025年06月再度確認)
●【人事】20年近く勤務した Runitai Linden さん(グラフィックス/レンダリングチーム)が退社。公務員としてのキャリアへ転職
●アカウントの参加グループ制限の上限を引き上げる予定との先行情報 *1
Basic – 42 → 60 (142%)
Plus – 50 → 100 (200%)
Premium – 70 → 200 (285%)
Premium Plus – 140 → 300 (214%)
●支払先のサポート対象国からロシアおよび周辺の国が除外される KB: payment methods
【除外】
Kazakhstan
Azerbaijan
Bosnia-Herzegovina
Russia
Belarus
●"Streak" という呼称で連続ログイン達成でのボーナスをL$で受け取れる仕組みが一部ユーザー向けでテスト開始。Mobile版のみの模様。公式の発表はないが実際に一部のユーザーでは機能しているとのこと
●2025-02-05以降に "Skrill" が支払先情報として新たに追加設定できなくなる旨を通達
→ 緊急のためかBlogやSNSでの告知でなくメールにて全ユーザーに通達された
●TiliaによるUSDの財産管理と課金システムの改善を発表
2月
●【Linden Homes】Thousand Islands のテーマ解放。Premium Plus のアカウント用地で敷地面積は2048SQM●【LSL】関数: llSetGroundTexture の追加。使用するにはエステートマネージャーの権限が必要。また2分間で4回までの制限あり
●"Tilia Wallet" への移行が完了と発表。より安全で迅速な支払い処理が可能とのこと
●【Linden Homes】Plus のメンバーシップでも Linden Homes が取得できるようになった。面積は512SQM
→ ただし提示されている対象は、Newbrooke, Sakura, Camper のみなので第1世代の LindenHomes でも可能かは不明
●【Linden Homes】自由に利用可能な空きPRIM数の上限を引き上げ
512sqm 175 → 234 (+59)
1024sqm 351 → 468 (+117)
2048sqm 703 → 937 (+234)
なお特別に調整したものではなくSIMの仕様を30Kに変更することで得た結果となっている。
旧22500÷65536×1024 -> 351
新30000÷65536×1024 -> 468
●"Streak" という呼称で連続ログイン達成でのボーナスをL$で受け取れる仕組みが正式にアナウンスされる
→ Mobile版のみで、対象は Plus, Premium, Premium-Plus のみ(Basic以外) のアカウント
3月
●"March Mobile Millions" と題して、Mobile版でのログインを対象に毎日L$100万が抽選で1名に当たるというキャンペーンを実施。3/1~3/31までの期間で合計L$3100万●SecondLife の公式 Flickr グループにて、投稿された内容は広告に使われる可能性がありそれに同意する と強調する文言が追加される
→ もともと SecondLife では利用規約に Linden 側にて広告などに利用することを許可する旨の記述があるので明示的にしたいだけかも
●Luau を内包した新たなスクリプトシステム SLua を搭載したビュワーが公開される(α版)
→ 専用の Wiki ページあり
●Firestorm の主な機能が使える ストリームサービスが公開される。利用は有料で5時間で250L$(ただし現時点での限定的な仕様)
●Second Life の公式Discord鯖が Discord 公式の発見!に掲載となる。誰でも加入可能になった
●SIM 鯖の SSL 証明書が2025-04-16にて期限切れとなるため順次更新を始めると告知。まずは aditi グリッドから
4月
●【LSL】関数: llIsLinkGLTFMaterial の追加。単純に指定の面がPBRか真偽を返すだけ●【LSL】関数: llSetLinkGLTFOverrides の追加
●Flickr にて無料アカウントでの制限追加。(5月15日より発効) サイズ制限で最大 1024pxまでとなる
●【Linden Homes】Aspen Ridge のテーマ解放。Premium のアカウント用地で四季毎に自動で景観が変わるとのこと
●【Linden Homes】第一世代の Linden Homes がページより非表示になる。第一世代は段階的に廃止との告知あり。代替の転居先が案内される
●2日間(50時間)のみ LindeX での L$ の買いに対してのみ取引手数料を1セント(0.01USD)とする祭りを企画。Linden側が得をするのではないので恐らくは取引高が少ないとTiliaから催促されたのかもと想像
●年4回配布の Premium-Gift として「SeraPlus Gifts」の第一回目の配布日が告知される。同時に各月毎のGIFTもあると発表
●Creator Partnership Program を発表。Collaborate の受付も設置。手始めの見えるものとしては「Avatar Welcome Pack」というアバター向けのアイテム詰め合わせなど
●動作システム要件がしれっと更新される。内容は変更なしで黒基調の色デザインに変更。Linux 版の欄を削除
5月
●具体的な日付は記さず第1世代の Linden Homes が閉鎖となる旨を告知。第2世代LHへの住み替えを促す●Gacha (ガチャ) での販売方式でアイテムの譲渡可能を再度許可すると突然に発表
●動作システム要件がまたまたしれっと更新される。デザインが白基調のものに戻された。Linux 版の解説欄が復活。推奨は RAM 16GB、VRAM は 8GB とのこと。ご丁寧にハードウェア構成の参考例解説付き
【Windows, Mac, Linux】
【必須】RAM: 4GB → 8GB / VRAM:指定なし → 4GB
【推奨】RAM: 8GB → 16GB / VRAM:指定なし → 8GB
【Macのみ】OS指定: OSX 11 → OSX 12
●Aperture Viewer が公認TPVに追加される。Firestorm ベースで撮影特化の機能を追加したビュワー(Windows版のみ)
6月
●Thunes による Tilia の買収手続きが全て完了したと発表。今後に Tilia のブランド名が Thunes へと置き換わる可能性を示唆●乗り物好き向けSNSとして個人運営(M's R&D)されていた 《M-SL.info》 がCLOSED
→ ドメイン作成日が2013-07-24なので、足掛け12年の存続になるが、前出の http://second-life.toypark.in/sns2/ からの移転継続で http://www.m-sl.info/sns2/ なので合計期間は不明
●公式ビュワーの Download ページに TPV の Firestorm viewer が併記される
→ 数ある TPV の中で利用者が多いとはいえ FS のみ特別扱いなことに懸念の声が漏れる。更には直リンクされているビュワーのバージョンが古かったり同ページ内に記されているシステム要件が間違っていたりなど突っ込みどころが多い(当記事時点では旧バージョンへのリンクは修正済み)
●SL22B の Meet the Product Operations Team (6/23 PDT/PST) にてロードマップの一部を発表
→ Bellisseria の 既存の Linden Homes を全て PBR 仕様に Update する
→ 次の Linden Homes のテーマは 『Ridgewood Enclave』 (Premium-Plus ユーザー向け)
→ Linden Homes の住宅とは別に商業施設を展開する (少なくとも住宅が先行して完了後に展開)
→ InfoHUB での Voice 機能撤去 (実施済み)
●SL22B の Meet the Product and Engineering Teams (6/24 PDT/PST) にてロードマップの一部を発表
→ CasperVend を Marketplace に統合予定 (Video : 6m55s) ギフトカードなどの Casper Vend の既存機能も組み込むことを視野に入れている
→ WEB上からインベントリーのアクセス(管理)が出来るように考えている (Video : 9m30s)
→ グリッド全体に WebRTC を稼働させる (2025年夏の終り頃までを目標として) (Video : 21m40s)
→ 新しいサブスクレベルとしてクリエーター向けの Premium-Plus を検討している (Video : 25m05s)
●SL22B の Meet Philip Rosedale at SL22B! (6/25 PDT/PST) にて明確な回答があったもの
→ 現時点では VR の導入は無い (Video : 14m50s)
●SL22B の Meet the Marketing Team! (6/26 PDT/PST) にて
→ 先の 『Creator Program』 には、約500件の応募があった
→ 近い将来で 『Avatar Welcome pack』 に人間型以外のものなど多くのアバターを実現したい
*1 : 実際に適用されたグループ数の上限緩和は次のとおり。
50 for Basic members,
55 for Plus members,
80 for Premium members,
150 for Premium Plus members.
2025上半期の出来事で大きく変わったと思えること
私的セレクトです。1.Luau を内包した SLua を搭載したビュワーの登場
2.Second Life の公式Discord鯖の開放
3.Gacha での譲渡可能アイテムの再許可
1.Lua をクライアント側に内包したビュワーは既に存在していますが(Cool VL Viewer) SLua のスクリプトシステムはサーバー側で機能するとのことで新たな可能性を持っています。
2.一部ユーザー向けに運営していた公式の Discord 鯖を Public 運用に転化したに過ぎませんがそれでも Second Life への間口が広がったと言えるでしょう。 まぁ今更な感じですね、他のゲームタイトル系の Discord と見比べると完全に出遅れです。 Second Life に限定しても、既にユーザー側で Discord を含み何かしらのコミューンを形成した後での公式 Discord 登場ですから存在感が空気です。 せめて2年ほど先に 公式 Discord を開設開放していれば Primfeed や Prim.network などの独自サービスは生まれなかったのではないかと思います。
3.ガチャの再許可は市場の活性化を狙ってとのことですが活性化するとトラブル件数も上昇するので既存ユーザーは悪質な転売屋に免疫があると考えますが耐性が無い新しいユーザーの保護も同時に考えてほしいものですね。それらは一部として処理されるのでしょう。
おまけ / General 地域で武装する人達😱
武器の携帯は視覚で威圧する行為に繋がります
General 地域では武装は解除しましょう
良い子は絶対に真似しないように
General 地域では武装は解除しましょう
良い子は絶対に真似しないように
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