メタバースと言う勿れ part 4

メタバースのようで (日本的には) メタバースでなく、仮想空間のようで仮想空間でない Virtual World である Second Life とは、Second Life.である。 と、どこかの国の防衛大臣のような言い回しにしてみましたが、まさしく Second Life とはどんな世界ってところです。別シリーズ記事の 『SL良いとこ』 と被る内容もありますが、『メタバースと言う勿れ』 の観点で綴ってみます。
pics by : Dani Gaia - Soul Deep
※画像は本記事との関連はありません。

メタバースだけどメタバースじゃない

メタバースという言葉の解説では、それは概念を示すものであり、XR (VR, AR, MR, SR) やブロックチェーン、NFT など技術や機器類を示すものとは別で、アバターを介してコミュニティーなど交流を行う 『仮想空間』 である。 と書かれていたりします。 確かに概念だけであれば Second Life もメタバースだと言えますが実際に触れてみると Second Life の世界は『空間』ではないことに気がつくでしょう。そう、仮想空間と仮想世界って違いがあるのに混同するので厄介です。

Second Life は 仮想世界

VRChat での World を Second Life の SIM (あるいはSIM群) 相当として解説されることもありますが、Second Life の場合は仮想空間として独立しての空間は存在していません。見えないけれど 1つの SIM の先には別の SIM が実在します。あえて VRChat のワールド相当とするなら Second Life では GRID という単位に当てはまります。 しかし、Second Life のグリッドは Main グリッド (agni) と Test グリッド (aditi) の2つだけであって、グリッド内に全ての SIM が収容されることから、全て同一空間に存在するということになります。 一般的な MMORPG での環境のように表すと A鯖、B鯖とワールドが別れているのではなく、全てが A鯖に存在するという状態です。

周囲が見えないなら仮想空間じゃね?

SkyBOX など居住空間としては独立しては居ますが、異なる高さで別の人が住んでいたりと『空間』として物理的に独立していないので仮想空間とは言えません。同様に単独の SIM (あるいはSIM群) として孤立している環境であっても、そこには大地や海がある固定の世界であり空間ではありません。 とかく Second Life では、陸・海・空 の3層セットが全てにデフォルトで付いてくるので独自の空間は作れず、また、常に下方向へ重力がかかるようになっています。 このことで分かるように周囲360度方向に何もなく重力もない宇宙空間は Second Life では作れません。 (まぁ大きな箱庭として空の描画も全て置き換えて常に浮くように逆方向のベクトルを加算すれば宇宙っぽくは出来ますよ。😃)

空間と世界というやつはややこしい

空間 - Wikipedia
空間 - Wikipedia
世界 - Wikipedia
世界 - Wikipedia

空間でなく世界だから2Dマップ(世界地図)も出来る

Second Life の世界は1つ』 なんて過去記事でも書きましたが見たほうが早いですね。

上記の図は実際の Second Life の世界地図です。
動的な地図表示なので拡大したりグリグリと動かして閲覧してください。
現実世界での平面の世界地図のイメージと同じですね。 でも、よくある海洋の航海を中心にしたゲーム世界のように地図の端まで行くと反対側と繋がっているという仕掛けはありません。

2026/02/24

Posted by まゆみ.H
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