メタバースと言う勿れ

昨年晩秋から顔本がMetaに社名変更し "Metaverse" というキーワードがやたらと使われるようになってますが SL住民さんならメタバースという言葉は以前から存在し同時にWEB2.0なんて言葉もあったのが記憶にある事でしょう。

メタバースと言う勿れ

ここぞとばかりSecond Lifeとメタバースを結びつけるような記事やTwitterなど各種SNSでの発信が行われていますが公式の当事者アカウントはメタバースという単語には触れていない事に着目します。

言葉としては数回だけTwitterの発言で使われていますが#Metaverseのハッシュタグは１つも使われていません。

またApple社では "Metaverse" は禁句のようです。

つまるところ顔本社に『勝手に１人でやってろ』という扱いなのでしょうか。

とりわけLinden Lab側では昨年末の2022ロードマップ発言からMetaの動向を意識しているのは伺えるので正面切って『顔本陣営とバトルしたくない』という考えではないのかな。だけどSecondLife創始者の　フィリップ氏　がアドバイザーとしてLindenLabに再入してきたから『俺達が元祖だ！』とか、やらかしそうに見えて不安です。

それにしても日本人は "メタバース" の擦り込みにご熱心な様子がWIKIPEDIAの編集履歴で伺えますね。
めっちゃ更新されまくってますｗ
いまは「架空の仮想空間サービス」と表記するらしい？
"Second Life" のWIKIPEDIAページは殆ど更新されないのに…… lol
「メタバース」の変更履歴 - Wikipedia

別に呼称なんて何でもいいやんと思うんだけどなぁ。
かつてインターネット黎明期に「ワールドワイドウェブ (WWW)」という言葉がHTTPサーバーを使ったサービスの総称として使われていましたが、いまは誰もそんな呼び方はしないよね。

"メタバース" も、そのうち　そんな風に自然に定着することを願っていますが流れに乗って一儲けしようと企む気配が沢山でギラギラした欲望で汚れて見える感じがします。
まぁ澱んだ川もいつかは綺麗な流れに戻る事でしょうが、それは元が綺麗な川がイベント発生で汚れた時のお話し。
もしかしたら中国の黄河のように延々と濁ったままなのがデフォルトになるのかも知れませんね。