Collarの機能

ファッシヨンアイテムとしてのCollarやチョーカー
それだけでも自由にデザイン出来るSLでは色々な物があります。
初めてSLでそれらを目にする人。
特に他のアバターチャットや大規模MMORPGなどから来る人は
アイテムの豊富さだけでも驚くことでしょう。
SLの中では自由にデザイン出来ることからボンデージなどで
使われるCollarに似たものも好きなように作り出すことが出来ます。

それらを身につけることだけでも楽しむことは出来ますが、
さらにLSLにより独自のスクリプトを組み合わせることで
SL内でのBDSMをよりよくしています。


Collar単体ではスクリプトにより、おおまかに次のような機能を提供します。

1.ポーズやアニメーションの他人からのコントロール
 他の人に支配される、他の人に強要されるといった要素を満たすべく
 Collarを付けている人を外部からコントロールするということ。
 恥ずかしい姿勢などを自分の意志による操作ではなく
 他人に操作されるということです。

2.対象の管理機能
 外部からコントロールされる。とはいえ誰でもコントロール出来てしまうのではなく
 「誰が操作可能か」操作可能なアバター名の登録などで抑止出来るような仕組みを
 提供します。

3.手綱の機能
 まるで犬の散歩のようにCollarに手綱が付いて、飼い主が引っ張るような動作を
 提供します。繋がってる間は規定の距離(手綱の長さ)までしか移動することが出来ず
 手綱を引っ張られると、その方向にアバターも引かれます。

これら上記の3つぐらいが、どのCollarにも必ず存在する機能で
さらにはクライアント規定の各種ポーズ(歩き、座りなどの姿勢)を置き換えるために
AOを搭載している物と搭載していない物に分かれます。

金額的に高価な物は、殆どAO搭載のある物ばかりです。


それではFreeのスクリプト入りCollarのコマンドを元に
どのような機能があるか見ていきましょう。
コマンドの名称はCollarにより異なる物もありますが、同じ機能として説明します。


The Sub Collar Platinum Edition by Chavo Raven

CONTROL COMMANDS
----------------------------------------------------------------------------
-help など
説明書の表示です。Collarによってはnotecardをgiveするものや
文字による表示で説明が出るなど様々です。
また説明書を要求した人を判別して内容を変える場合もありますので(Master用ヘルプ,Sub用のヘルプなど)
一通りは目を通しましょう。

-full reset など
スクリプトのリセットを行います。CollarによってはSub側からはリセットが許可されない物や
リセットしても統計情報などは維持されるなど初期化範囲も様々ですので
使い始める前にどの情報が消去されるか確認しておいた方が良いでしょう。
また、統計情報などを持つCollarの場合、リセットしてしまうとせっかく蓄積した情報が消えてしまう
という残念なことになるので無闇にリセットしないでください。

-silent など
Collarから発信されるの文字情報を出力する/または出力しないの設定です。
Collarによっては、一切文字が出ない物や、サイレントにはなるもののWisper/Sayの範囲切り替えだったりで
効能は色々です。

-public など
チャンネル0からのコマンド待機をする/またはしない の切り替えです。
大抵のCollarは初期状態でチャンネル0からのコマンドを受け付けるようになっています。
しかしチャンネル0からのコマンドは「周りに人にも見える」為、好みにより切り替えたり
複数のコントロールを行う場合、同じチャンネルだと数人が同じ動作をしてしまうので
対象毎にチャンネルを割り振るなど工夫したりします。
個別にチャンネルを割り当てた場合、チャンネル0での待機は不要なのでOFFにします。

- listm,-addm,-remm など
Collarをコントロール出来る人の一覧表示および登録と削除です。
CollarによってはSub側(またはMaster側)から一覧が見られない隠蔽機能などがあるものもあります。
なお、これらのCollarの登録管理機能は次のような仕様の違いがあります
①1Owner仕様 → 文字通り1人しか登録出来ず、Master/Subとも1 on 1である状況を意図した物
②複数Owner仕様 → 複数の登録が出来ます。Master/Subの関係がn on 1である状況を意図した物
②-1複数Owner仕様同位 → 複数の登録のあるうち、何れにも制限を設けない仕様
②-2複数Owner仕様順位 → 複数の登録のあるうち、1st-Owner,2nd-Ownerと順位付けて何らかの制限を設ける物
②-3複数Owner仕様グループ → 登録は1つ(ないし複数)だけれど、アバター単位ではなくグループ単位の物

あまり気にすることはないですが特殊な使い方に向けたCollarも存在するということです。

-listani など
内蔵されているポーズ、アニメの一覧の出力

-prefix 
こまんどのPrefix(接頭語)の設定です。
このFreeのCollarの場合、接頭語は初期値では"-"です。
この接頭語初期値もCollarによって様々で"."であるものや、アバター名のイニシャルのものもあります。
他人に操作させないために意図的に変更したり、前述のチャンネル変更などで
同じチャンネルを使うけれども振り分けたい場合などに接頭語を変更したりします。

-stay など
Collarを付けた人を、その場に移動不可にします。
Collarによっては、ログアウト/ログインをしてもStay状態が保持される物もあります。

-follow など
前項の-stayを解除するものです。

-come など
Collarを付けた人を自分の位置に引き寄せます

-leashon,
-leashoff など
手綱の機能です。
Collarによっては、手綱をしたままMaster側がログアウトすると手綱の描写が消えない物もあるので
使った後は、しっかりOFFにするようにしましょう。

また一部のCollarにAuto Leashのコマンドがありますが
手綱を繋ぐ物を自動的にREZして接続する物と
接続対象が近くにある場合、自動で勝手に繋ぐという 別の機能を指す物もあります。

-length
手綱の長さを指定する物です。

-yank
手綱を引っ張ります。

-lock
Collarを擬似的に鍵を掛けた状態にします。
もしも着用者が取り外した場合、登録されているMasterにIMで通知が行く
という仕掛けが定番です。
物理的に取り外せなくなるのではなく、取り外すと通報されるって事ですね。

-cage,
-cageoff
CAGEをREZしてCollarの装着者を閉じこめます。
もっとも閉じこめたところでSITによる移動とか出来てしまうので、あまり重要ではないかも。
それにCAGEをREZ出来るということはObjectを作成出来る場所である必要があるため
使える場所も限られてきます、またコマンドでCAGEを出した場合、Objectの所有者が
Sub側になってしまうので、CAGEそのものを自分で消去できる為あまり意味はないでしょう。
ほんとうに閉じこめたいのなら、Master側から自分でCAGEをREZして
そこに入れるべきです。

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と、まぁFreebieなCollarでも充分に「相手をコントロールする」ことが行えます。

販売されているCollarの機能については またの機会に・・・。

2008/01/03

Posted by まゆみ.H
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