Cool VL Viewerの v1.26.20.4 より搭載された Lua Scripting ですが、既存する汎用的な組み込み用途のスクリプトエンジン(ということであってるのかな)らしいです。スクリプトというと別途に何かインストールしなければならないとか思うかも知れませんが、ビュワーとセットになっているので特別に何かをする必要はなく、すぐに利用できる状態になっています。
簡単にどういう事が出来るのか?というと、クライアントサイドでの処理の自動化です。
今までにも何かに特化したスクリプト的なものを搭載したビュワーは、いくつかありました。例えばRadegastに搭載されている自動チャット向けのALICEやMETABOLTに搭載された自動操作に特化したものなど何れも専門的で独自な仕様であることです。
しかしCool VL Viewerに搭載された Lua は、外部で開発されているエンジンですから信頼性や柔軟性に富むのではと感じています。ほかのソフトウェアでもluaを使っているのを見かけますね。
具体的にどうすればいいのよ?ということですが、いまのところ本家にサンプルがチョッろっと貼ってあって、こういう事が出来るよ~って、実装している関数っぽいものの一覧があるだけで、何か目的を持ったスクリプトが公開されているとかはありません。まだまだこれから作っていく段階です。
で、サンプルを見てみた所、
ツールバーのボタンUI作り込みとか
チャット内容からFireStormビュワーなどに内蔵されているコマンドライン操作のようなものとか
テレポートの自動試行とか
なんか出来る事が沢山ありすぎ状態になってますw
特に目を引いた所は、ローカルチャットだけでなくIMも引っかけて操作できる事
ローカルに変数を格納して保管できる事
独自なUI(ボタンなど)やダイアログも作り込める事
などですね。
だけどUIボタンが作れるとしても、V3ビュワー系のUI のように、ドラッグ&ドロップで好きなように配置できたりとかするものではなく、手書きとなってしまうのでスクリプティングなどの経験がない普通のSecondLifeユーザーさんにはとても難しいと思われます。
で、とりあえずLuaの理解と実用的な部分だけ使おうって算段で
Cool VL Viewerには無い 次の機能を サンプルを参考に抜粋する感じで書いてみました
出来る事は
・「WindLight設定の変更を保持して再ログインでも継続させる」
・「区画のWindLight設定(FireStormのParcel Windlight)の真似をする」
この2つだけのものを作りました。
サンプルからの変更点は、
・個人設定が何もない=無視ではなく"Default"として扱う事
・WL設定が無い=無視ではなく規定値とする設定に戻す事
ファイル名を automation.lua として、user_settingsのフォルダ配下に収容するだけで自動的に読み込まれます
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