IP抜き抜き(ip HoiHoi)

Media On a Primの機能を使った自己完結型のIPsnifferを研究および注意喚起目的で作成してみました。Junk Boxのコーナーにて公開しています。元にしているのはWelComeマットのスクリプトをちょい改造ってところ。

Media On a Prim(MOAP)の機能はSecondLifeの中でポピュラーに広く使われていますが、特定の目的を持って使われる事も少なくありません。そういった専用のツール類も販売されているようですが、動作原理が分かってしまえば自衛する手段も確立できるのではないかと、オープンにしてみるという試みです。私自身はIPアドレスについて、単なる識別に過ぎないとしか考えていませんが、さも重要なもののように崇拝する人達もいるようなので、SecondLifeのLSLにて取得可能なものとして作ってみたというところです。

MOAPを使った物を土地に置く、あるいは身につける、もしくは乗り物に取り付けるとか手法は色々と考えられますが、とりわけメディアを再生した人=特定のアバターとするのが絶対ではないので、おそらく、たぶん、そうだろうということしか分からないと考えられます。

分かりやすい例としてはランディングポイントなどに設置するWelcomeマットにMOAPを仕組んだとしてもメディアが見えている人全てが再生してしまう可能性があり、Welcomeマットに乗っている人との紐付けする項目が何一つ無いので本当にそのアバターだとは確証できません。

それでも出来るかぎり絞り込みが可能となるように考えてみました。
実装した手法は次のとおりです。
1.マットへの衝突をトリガーにしてメディアを再生させる
 →すなわちメディアを常設することで無関係なアバターが再生してしまう事を排除
 →欠点としては衝突契機でメディア設定をするためタイムラグが大きい事
2.(メディアの切換が時間の掛かる事から)メディアへのアクセスが成功したときに衝突したアバターと紐付けして通知する
3.2での通知後にメディアは初期化して見えなくする

見える位置にいるアバターが複数居なければ、ほぼ確定ですけどねぇ。
まぁ少なくともメディアフィルター機能の無いビュワーやフィルタリングを行っていない設定状態では、さっくりとクライアントIPを見る事が出来てしまいます。特にHUDアイテムとしての装着型の場合は当人にしか見えないため無条件に再生している設定状態では100%狙い打ちですから自己防衛を怠らないように。

そんな間違いは起こさないと自負していても、現在のSecondLifeではRLV機能によるアイテムの自動装着だけでなくRLV無効の公式ビュワーでもExperienceの機能で自動装着も可能ですから、つい、うっかりが無いとは言い切れませんよ。

2018/03/03

Posted by まゆみ.H
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