CloudflareのDNSはSecondLifeの環境に良い?(かもしれない)

いまだにWindows XP(32bit)なんてクラシカルな環境でSecondLifeをやってたりするのですが、何分に環境のチューニングが必須なOSで手がかかるので弄っていない人は恐らく居ないと思います。過去にもTAFの設定を元に戻したり、/3GBオプションを付けて起動せよとか色々と細かな指摘はしてきました。今はTCP-IPのオプションで「TCP1323Opts」の値がタイムスタンプがある方がSIM間移動が安定するような気がするとか、いやいや単に偶然だとか、Linden側のネット環境も違ってきているのか、これだ!という定石は見付けられていません。

しかし、そんなOS側での細かな設定でなく、ネットワークの根幹となる部分の1つで「DNSサーバー」の違いによってはSecondLifeの実行に於いて効果があるのではと思い、ちょっとネタを書いてみることにしました。

願わくば既にやってるよー、とか、面白そうだから試してみたいとか(自己責任でね!)
好奇心を満たせればと思います。


ご存じのとおりSecondLifeではテクスチャーなどのアセットの配信にCDN(Content Delivery Network)を用いてユーザーに最も近いサーバーからデータを配信する仕組みを採用しています。 ところが、この「データはこのサーバーですよ」と案内する部分に関わるDNSサーバーがCDNと相性が良くない場合がある(場合もある)らしいことが懸念されてきました。(参考記事:Google DNS(8.8.8.8)を使うと遅くなる場合) まぁ私もDNSに関してはGoogle信者で8.8.8.8と8.8.4.4を魔法の数字の様に溺愛してきた訳で、速さに関してはNTT-Americaがトップなのは今も変わらずなのだけど、これは末端の個人で使っていいDNSではないので、ずっとGoogleのpublic dnsを使っていました。ところが、昨年2018年の4月からCloudflareが提供するDNSキャッシュサーバーである1.1.1.1と1.0.0.1のDNSというのが台頭し、「プライバシーを優先した消費者向けのDNSサービスとしては、インターネット上で最速」と宣言しているようです。

実際にDNSベンチで測ってみたのが、添付している上記の画像ですが、確かにGoogleより全てにおいて高速な結果となりました。(最上位のはLAN内のローカルDNSなので爆速ですけど・・・w)とりあえずは速度において速いというのが確認できるので、あとはCDNとの相性はGoogleのDNSよりも良いのか?というところですね。 各個人でのネットワーク環境の違いはあれど試してみたくなりますね~

(12/06追記)
ウチで試してみた感じでは、どうも私の環境だとCloudflareのDNSの利点が引き出せないようで測定値が示すような差異は感じられず、むしろ初動が若干遅く感じるという気がしました。もっとも、それは私の環境ではLAN内にDNS Proxy機能のあるものを用いているから、いかにキャッシュエントリーの動作が世界最速!なDNSでもローカル環境より速くなることはないからですね。また、最速!を謳ってはいるけれど、それは米国やヨーロッパ方面から利用する場合の速度では確かに高速のようですがアジア地域からの利用ではGoogle DNSと大差ないという結果として表れていました。

2019/12/05

Posted by まゆみ.H
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