不定期シリーズ第2弾!ですが、あくまで個人的にってところが前提なのでよろしく~。
今回はSL住民さんだと普通だと感じているかも知れないけど普通じゃないクライアントソフトウェア(SecondLifeビュワー)のこと
📟選べるクライアントアプリ
クライアントソフトが選べる?あまり意味がよく分からないかもですがSecondLifeにおいては色々と選べるのです。通常、所謂MMORPGなどではクライアントソフトはメーカー側が作成した物であって1つだけです。種類があるとしてもWindows用、PS用、MAC用など機種毎に提供されるだけで内容は同じもの。またFPS系などでクライアントのリソースを入れ換え可能な仕組みを持つ物だと各種の異なるリソース(MODs)を組み込んで各々で異なる内容とすることも出来たりしますが、クライアントソフト自体が変わる物ではありません。もっともネットゲームでは不当に改造したクライアントソフト(無敵化したりとかキャラやアイテムの見た目を改変したりとか)が出回っているものもありますが、それらは全て海賊版であり「選べる」クライアントソフトとは主旨が違います。
イメージが掴みにくいので、ゲームではなくWEBブラウザーを思い浮かべてください。WEBブラウザーには現在主流な物だとchrome、opera、edge、Firefoxなどがあり、その他にも沢山あります。それぞれで使い方などが微妙に違っていたりしますが閲覧したいWEBサイトをどのブラウザーでも表示できることでしょう。SecondLifeでは、そんなWEBブラウザーのようなイメージと同じで色々なクライアントソフトが利用可能で総称してビュワー(ビューワ)と呼んでいます。
これらの公式でないSecondLifeビュワーは改造版という位置にありますが海賊版ではありません。
改変しているのに海賊版じゃないというカラクリは、SecondLifeにおいてクライアントソフトウェアはオープンソースで提供されているから誰でも改変し利用する事が可能だからです。ネットゲームにおいてクライアントソフトウェアがオープンであるというのは、ちょっと珍しい部類ではないでしょうか。
もしもあなたが自分でSecondLifeのクライアントソフトを作成してみたいと考えるならいつでもソースコードを手に入れビルドする事が出来ます。
http://wiki.secondlife.com/wiki/Get_source_and_compile
また、SecondLifeのビュワーでは公式の先行開発版やテスト版などの実験的なクライアントソフトも提供されるので第3者による改造版ビュワー(3rd-party-viewer)だけでなく公式な別バージョンというクライアントソフトも多数存在します。
2006年~2007年あたりの日本でSecondLifeが流行した時に少し遊んでみた、というような方だと当時は公式のビュワーが主流だったので現在のように「選べる」という状況に馴染みがないでしょうけれど、そこは一見にしかずってところで現時点(当Blog記事時点)で利用可能なクライアントソフトを以下に列挙してみますので参考にしてください。なお過去に存在したけれど現在は入手不可の物や現在も入手可能だけれども公式SecndLifeには接続できない物、および危険な物は分かる範囲で割愛していますのであしからず。
いろいろなSecondLifeビュワー
公式版
■通常リリース版→ いわゆる正式リリースビュワー
■Release Candidates版
→ 次期の正式リリースに最も近いテスト版
■各種Project版
→ 目的毎に色々なビュワーが作られる。もちろん没案となるものもある。
現時点では4つのproject版がある
360 Snapshot
Legacy Profiles
Muscadine
Copypaste
公認TPV版
■Alchemy→ Singularityからの別版
■Black Dragon お勧め♪
→ こだわりの画質で撮影好きのユーザーに人気
■Catznip
→ やや軽量であるらしい。RLVaの開発元
■Firestorm お勧め♪
→ もっとも利用者の多い超絶人気のTPV
■Kirstens
→ 独自なカスタムビルド
■Kokua
→ 独自なカスタムビルド
■Restrained Love
→ RLVの開発元本家
■Singularity
→ V1,V2由来のコードベースでのカスタムビルド
■Radegast
→ テキストビュワー。オリジナルとFork版に分かれる
■SpeedLight
→ テキストビュワー。WEBベース
■MetaChat
→ テキストビュワー。IOSのみ
■Mobile Grid Client
→ テキストビュワー。androidのみ
■GroupTools
→ テキストビュワー。Windowsのみ
非公認TPV版
■Cool VL Viewer→ V1系のUIを保持したカスタムビルドでネイティブのRLV対応
■Cool VL Viewer for XP32
→ Windows XP(32bit)で動作する現存唯一のカスタムビルド
■Dayturn
→ Firestormのコードを元にopenSIM向けにカスタムビルド
■Firestorm Viewer VR Mod
→ Firestormのコードを元にVR用のHMD対応としたカスタムビルド
■SceneGate
→ Firestormのコードを元にopenSIM向けにカスタムビルド
TPVとはThird Party Viewerの略称です。
公認TPVとはLinden labに公認TPVの申請をして、かつ、認証されたもの。
URLを転記しただけなので各種ビュワーの現状での動作は未確認です。
この他にもopenSIM系などでの利用で各自のグリッドに特化した専用ビルド版が作られる場合もあります。
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