直感で使える感じに仕上げたけれど細かな効能やチャットコマンドなどは解説がないと分からない部分もあるので、まずはひととおり閲覧してください。
■メニューからの操作
■メインメニューメインメニューの呼び出しは、本体にタッチで行います。
表示している文字列は
Status → ON / OFF / HOLD の状態表示
Light_MODE → Auto 1~3 / 2stage
Color_MODE → Auto / Fixed
Texture → 現在使用しているテクスチャー名
Chat Command → コマンドのチャンネル番号
Boost → 現在設定しているBoost値
- 各ボタンの効能は次のとおりです -
ON / OFF
FaceLightの全体のON/OFFです。OFF状態では消灯しタイマー動作も停止します。Light_MODE
自動調光の動作モードを切り換えます。ボタンを押下する度に以下の各モードへと順に切り替わります。・Auto 1 ( from Sun color ) → 太陽の色から取得した輝度により自動調光
・Auto 2 ( from Day cycle ) → 日周期から現在時刻に対応する輝度により自動調光
・Auto 3 ( from RLV-Suncolor ) → RLV機能のgetenvコマンドからsuncolorを取得し、その色から得られる輝度で自動調光
・Day/Night 2-stage → 日周期から現在時刻が昼または夜のどちらかを判別し、指定した輝度へ切り換える
※ "Auto 1" の場合で、環境のライトの位置に変化がない場合は "Auto 2" のモードで動作します。
※ "Auto 2" の場合の日周期に対応する輝度は当FaceLightに内包したリストへの対応です。(リストは設定で変更可能)
Color_MODE
自動調色の動作モードを切り換えます。ボタンを押下する度に以下の各モードへと切り替わります。・Auto → 環境のライトの色から自動調色
・Fixed → 指定した色で固定
※ "Auto" の場合で、環境のライトの位置に変化がない場合は白色になります。
INFO
光源の情報をテキストで表示します。
(上から)
光源の位置
光源の色(らしき値)
太陽の色
日周期から算出した現在の時刻(SIM全域 / 現在の区画)
使用メモリー量
HOLD
HOLDモードへ移行します。(自動調光および自動調色を行わない動作モードです)
HOLDモードを解除するには
"HOLD off" を選択してください。
HOLDモードでのみ SAVE と LOAD ができます。
"<< TEX" と "TEX >>"
プロジェクターに割り当てるテクスチャーを変更します。数枚のテクスチャーを内包しています。
お好みで選択してください。
もちろん各自で別途に用意したテクスチャーでも構いません
BOOST
自動調光の時(HOLDモードでない時)に光量を指定した割合で増減させます。現在値に割合(%)で付加する量を指定します。
負数の割合の場合は、その分減ります。
変化量が少ないので10%または20%という選択しかありませんが、上限は100%ではなく、例えば+300% というような指定も可能です。一時的に明るく(または暗く)したいのではなく恒常的に増減したい場合は設定のノートカードの方で光量調整してください。なお最終的な光量は0.0~1.0の範囲なのでその範囲を超えるような値にしても変化はありません。
"SAVE" と "LOAD"
現在のライトの設定値をSAVEまたはLOADします。扱う設定値は光量(光の強さ)だけでなく、色、半径、減衰量の4つとも全てです。
SAVEまたはLOADするスロット番号を選択します。初期状態では設定のノートカードで記述したSAVE1~SAVE9の値が格納されています。メニューから "SAVE" した場合、上書きで格納しますが設定のノートカードを再度読み込むとその内容に戻ってしまうので、恒久的な設定値とするには、設定のノートカード上のSAVE1~SAVE9の値を直接書き換えてください。
→SAVE機能は現在のライトの設定値を直接読み取り保存する機能です。ライトの設定値は『プリムの編集』で好みに設定変更してください。
◆チャットコマンドでの操作
チャットコマンドは設定のノートカードでチャンネル番号を指定することにより利用可能になります。チャンネル番号は整数で指定しますが負数でも構いません。(負数のチャット入力は一部のビュワーのみ対応しています)
解説のため、ここでは 999 がチャットチャンネルとして指定されたと仮定して表記します。
なお、チャットコマンドは大文字小文字を意識しません。
/999menu
メニューダイアログを呼び出します。(以降の操作はタッチからのメニュー操作と同じです)
/999on または /999off
メニューからの操作での 【ON / OFF】 と同等です。(ただしメニューの表示はありません)
/999load1 ~ /999load9
メニューからの操作での 【LOAD1】 ~ 【LOAD9】 と同等です。(ただしメニューの表示はありません。
また、同時にHOLDモードへ移行します)
/999holdoff
メニューからの操作での 【HOLD off】 と同等です。(ただしメニューの表示はありません
LOADを行った場合に自動でHOLDモードへ移行する為に解除用のコマンドです)
◆補足と追記
思い当たることや拘りの自己満足な部分について順不同で記載します。何のためのRLV機能か?
Parcel Windlightの注意点
近年にEEP機能によりサーバー側にて空など環境設定を定義することが出来るようになりました。これにより同じ場所にいるAさんとBさんが空などの環境設定が同じ環境変化となり、同じ体験をできるようになりました。しかし、以前のWindlight機能は今も有効なのでEEPでの設定とは別に個別にWindlightの設定を使い環境設定を変化させることが可能なので各自のクライアント毎に異なる状態を生じます。WindLightはクライアント側個別での設定なのでSIMサーバー側からはどのような状態か参照することが出来ませんが、唯一、その状態を取得できる機能がRLVなのです。ただし、このRLVによるWindLightの設定状態取得というのは、結構実装方法がいい加減なのでアテにしない方がいいです。というのも自身のクライアント側で設定したWindLight設定は取得できるのですが、環境起因で設定変更したWindLightの状態は反映されない場合があるからです。具体的には一部のビュワーにある "Parcel Windlight" の機能です。この機能では設定された区画毎で動的にWindLight設定変更されますが、RLVから見た場合の設定状態に反映されない場合があります。なおRLV機能による光量調整モードはクライアント側と毎回通信を行うので非常に効率が悪いので推奨しません。チャットコマンドでの利用
複数人で同時使用する
AさんとBさんとCさん・・・・が、このFaceLightを使用して、チャットコマンド1つで全員の設定を変更する事が出来ます。単純なライトのOn/Offの運用の他に、照明効果として登録済みとした内容をLOADxコマンドで呼び出すことで舞台照明の効果として利用するような場面を想定しています。このためチャットコマンドのチャンネル番号指定の他に、EVERYONEからの操作を受け付けるか設定で変えられるようにしています。遠隔の照明装置として使用する
先の複数人での使用と意味合いは同じですが、FaceLightを床置きして運用することで遠隔でライトのOn/Offはもとより、LOADxコマンドで照明効果を切り換えるというような利用も可能にしています。また、このとき複数ライトのリンク・オブジェクトとして一斉に設定変更もできます。(複合リンクでの扱いは【設定編】を参照してください)こだわりのポイント
自動調光と調色について
自動調光の仕組みについて古くは太陽の高度から地平線より上なら昼、下だったら夜とする2段変化のロジックもありましたがWindLightが実装されてからは太陽が地平線より下でも充分に明るく、その仕掛けは日周期毎の空設定の変化によるものとなっています。当FaceLightではライトの光量は環境の「太陽」の色(と思われる部分)をHSL変換した輝度をモード1での光量の元としています。モード2では環境の時間から対応する空設定の輝度を使用します。昼夜2段階モードの場合は太陽の高度による判別ではなく24時間のうち昼夜の時間の区切りを指定して現在の日周期時刻で判別します。
照射する色について自動の場合は太陽の色(と思われる部分)を利用し調色します。実際にどのような色なのかは、図のようにビジュアル化するアイテムも作成しました(画像での右側が日の出時刻付近の色です)。
しかし調色については、太陽など光源の方向を向いている場合はとても自然に映えるのですが、光源とは逆の方向(逆光)である場合は、ライトに色が付いていると不自然に見えることが少なくないので汎用的に常用するのであれば調色は行わずに白色固定が良いです。
HSL と HSV での輝度の違い
表記が異なるので輝度と表現するのは当てはまらないかも知れませんが、ライトの強さに相当する部分の算出についてです。HSV の場合はR, G, B の各色の内、最も大きな値をもって V とする。
HSL の場合はR, G, B の各色の内、(最も小さな値+最も大きな値)÷2を L とする。
という違いがあり、当FaceLightでは、HSLの L をライトの強さとして使用しています。けれどもRLV機能での"getenv"コマンドで返却されるライトの強さの値は、HSV の V なので違いがあります。
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