建設中の『ももいろHouse』の設備としてDJブースがあったほうがいいかなと思い色々と販売されている中から希望に合う物としてLe Mont製のDJ Boothを選びました。選んだ観点はアナログの円盤であること、DJ用のアニメが複数個添付されていること、MOD可能で、かつ、弄りやすい構成であること、LI消費が少ないこと、などで納得いく製品だったので見た目を弄る前提で購入しました。購入後に外観だけを弄るつもりが大幅に改造となったので改造内容と改造手順をブログ記事にまとめてみました。
元のデザインはこういうお洒落な外観で、このままでも全然問題ないですが、ウチの建物は木造風味だから弄れることが大前提でした。MOD可能製品であってもMESHの構成が複数個を束ねた状態だったりするものも少なくないですが、これは1つ1つが独立した感じで弄りやすそうだったのが決め手です。 いざ外観を弄ろうかと触ってみたところ、外観以外に気になるところが多数あったので、それらも含めて改造することにしました。気になったところと変更点を羅列すると、
- ◆①マイク操作のHUDの中身が重複してる → 1つに
- ◆②マイク操作のHUDをタッチすると変な文字が出る → 抑止
- ◆③ターンテーブルが回りっぱなし → タッチで回転をOn/Off
- ◆④TTライトが常時点灯 → タッチでライトOn/Off
- ◆⑤TTライトのプロジェクター画像が間違っている → 黒色を照射してはいけない
- ◆⑥DJ向けのスポットライトがREZされる → 好みによるのでOn/Offできるようにする
- ◇⑦男女でメニューが分かれるがアニメは1つで位置が違うだけ → 直す?
- ◆⑧マイクをOnにした状態でDJブースから降りるとテーブル上のマイクが非表示のままで元に戻らない → 自前で制御
- ◆⑨PROPの制御スクリプトらしいものがPROP品個別にPROPの数だけ存在 → 無駄なので1つにする
- ◆⑩最初の立ち姿勢アニメが選べない → メニューに追加する
- ◆⑪スポットライト以外の演出が無い → パーティクルを出せるように追加
副次的効果としては『消費LI数の削減』も得られるので、そのままで使っている方も改造して損はないですよ。(同じデザイン筐体のままでLI8→LI6に減少)
改造する気になった方は、まずは、おジャンク置き場で『Le Mont製DJ Booth改造KIT』を入手して下さい。もちろん無料です。
改造の手順
1.改造KITの展開
入手した改造KITをAttach か Rezで開梱してください。内容物のパーミッションがインベントリー上で左図のようになっていれば正常です。
Trans可能な内容なので人から人へと渡した場合にパーミッションを損ねる可能性があるので必ず確認してください。
ファイル名が一部異なりますが気にしないでねw
×root_manu → ◎root_menu
2.不要スクリプトの削除
DJ Booth本体のルートプリムから
左図の5つスクリプトを削除
グループ限定とかオーナーのみ限定など使用制限を全く使わないなら、[AV]root-security のスクリプトは削除しても構いません。ターンテーブル部分を選択して
内包されている
SetTextureAnim のスクリプトを削除
左右のターンテーブル両方とも削除してください。
マイク部分を選択して
内包されている
jAS: Transparency ~(略) のスクリプトを削除
3.プリム名称の変更
ターンテーブル部分を選択してプリムの名称を変更します。
左側は、Turntable1
右側は、Turntable2
それぞれ変更して下さい。
ターンテーブルのライト部分を選択して
プリムの名称を変更します。
左側は、Light1
右側は、Light2
それぞれ変更して下さい。
マイク部分のプリム名称は、元の名称をそのまま利用するので
変更しないで下さい。
なお、テーブル上のマイクが不要であればプリムを削除してしまっても問題ありません。(ただし組込完成後にマイクのプリムを削除あるいはプリム構成を変更した場合はroot_menuのスクリプトを必ずリセットして下さい。プリム番号を保持しているので誤動作します)
4.プロジェクターランプのテクスチャー変更
ターンテーブルのライトの部分に設定されているプロジェクター用のテクスチャーが誤っているので変更します。(プロジェクターなので黒い部分は黒が照射されるので暗くなってしまう。詳しくはフェイスライトの記事などを参照)
テクスチャーの指定を
改造キットに入っている Circle_A3 に変更します。
ついでにFocusの値を負数ではなく
適当な正数に変更する方がいいでしょう。
左右のライトともそれぞれ設定変更して下さい。
5.マイクHUDオブジェクトの置換
マイクスイッチ用のHUD2つ
mic hud Female
mic hud Male
を削除します
改造キットに入っている
同名のオブジェクトを
ドラッグ&ドロップで
収容します。
6.スクリプトの追加とAVposファイルの置換
最後に改造の主軸となるスクリプト2つを
改造キットから
ドラッグ&ドロップで
収容します。
AVposのノートカードは削除→追加での置換よりはノートカードを開いて中身だけコピー&ペーストで貼りつけると、『AVposファイルが無いError』は見なくて済みますが気分の問題なのでどっちでもいいです。何れにしてもAVposのファイルを更新するとAVsitter本体が自動読込を開始してしまうので、AVposのファイルは一番最後に更新するのがいいでしょう。
最終的にDJ Boothの中身は
[AV]sitA, B以降で
こんな感じになっていればOKです。
[AV]sitA, B以降で
こんな感じになっていればOKです。
目に見える追加機能について
ターンテーブルの回転とライト
(1)ライトはタッチでOn/Offができます(2)ターンテーブルはタッチで回転のOn/Offができます
・いずれもDJ Boothに座っている時だけ操作が可能です
・左右でタッチ動作は独立しています
ライトを消灯した状態はこんな感じです
※ターンテーブルの停止時にピタっと止まる感じではなく、ギュわっと動く感じに見えるのは、テクスチャーアニメが0フレーム時点に戻る為です
立ちんぼアニメも選択可能
踊ったり円盤に触ったりなどの動作がない冒頭での棒立ちアニメです。MCのみの場合などに必要だと思いメニューに追加しました。
On/Off可能なスポットライト
メニューからスポットライトの有無が選択できます
この画像はスポットライト有りです。
先の「立ちんぼアニメ」の画像がスポットライト無し
昼光設定の明るさな環境でも違いが分かるほど結構強力な光のようです。
※元から内蔵されているスポットライトをそのまま使用しています。
パーティクルで演出
盛り上げる為の演出として、あってもいいかなーって。
パーティクル・その1
パーティクル・その2
構造的に追加のプリム無しだと指向性を持たないパーティクルしか付加できないので、この2つになりました。
LSLを弄れる人ならroot_addonのスクリプトの方で実装しているので簡単に好みのパーティクルを追加できますよ~
ほんとうは、こういうFIRE!!みたいな
演出を考えたんだけど
どうやっても追加プリム無しでは
できないので
諦めました。
弄って遊ぶのもSecond Lifeの楽しみ方です
LET'S TRY!!
LET'S TRY!!
さらに弄ってみる
機能的な改造はおわりましたが見た目も弄りたくなるというものです。大きさへの拘り。サイズの調整
これもやはりご丁寧にSLサイズで作られているようです。現実世界のLPレコードのサイズは12インチ(約30センチ)
緑の円柱カットは直径30cm
青の円柱カットは直径37.5cm
そう、プリムスケールの125%なのです。
幸い小さく縮小する方向でも引っかかることもなく、かなり自由に拡大縮小することができるようです。
正確に縮小あるいは拡大したいなら拙作の『汎用リサイズ』のスクリプトがいいかもね。ちなみに当施設では-20%したあとに+5%した大きさにして大きすぎず小さすぎずって感じにしています。
筐体そのものを置き換える
今回、手持ちの木製コーヒーテーブルと置き換えました。幸いなことにこの木製テーブルも元のDJ Boothも『回転角度が全て0』の状態が正位置となっていたので、そのまま入れ換えるだけで何も問題なしでした。よく、正位置となるのはZ軸が90度回転した状態であるとかの場合では、こうは簡単に置きかえ出来ませんが、そんな時はAVsitter利用であれば『AVpos-shifter』のスクリプトを使うことで簡単にXYZ位置の調整だけでなくXYZの回転にも対応しているので全自動で変換してくれますよ~筐体を置き換えることの副次的効果として更なる少LIとなるかと期待していました。このままでもスクリプト削除による効果で8LI→6LIとスリム化できていますが、細かくは6.25 LIなので、この筐体となっている部分がテーブルトップと脚の部分と2部構成の為、もしかしたら1つにしたら減るか?と期待。結果としては5.5LIということで、四捨五入で6LIとなってしまい、最終的には消費LI変わらずでした。別な筐体を模索するか、何かと抱き合わせでLINKすれば減らせるかも知れませんね。
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