先行する IMVU と比べてみる
SecondLife と見た目は異なるものの同じような Virtual-World で 『ユーザーリソース持ち込み可能な環境で Adult コンテンツも許容する』 というものに IMVU があげられます。 IMVUの mobile 版の登場は Businesswire の当時の記事によると 2014 年に launch となっており、かれこれ10年も SecondLife より先行しています。 まぁ『チャット部屋があって、そこにアバターが居る』という環境と、『世界があって、そこに構造物があって、そこにアバターが居る』という環境では、かなり違うモノではあるけれど、ユーザー側から見て "やれること" は、同じように見られてしまいます。Android版(Google Play)でのIMVUのダウンロード数は10M+ (10,000,000以上)
Second Life のダウンロード数は
現在、僅か 5000+ しかありません。
IMVU とは mobile 版において10年の開きがあって、さらには全ての人が自由に利用できる状況でない現状の SecondLife とは、まだ比べるべきではないのかも知れませんが、同じモバイルというプラットフォームでのダウンロード数という指標で今後に明確になってくることでしょう。
置けばいいってモノじゃない。居場所の無い Second Life
何の為のアプリか分からない
IMVUの短いコピーは
"3D Avatar Creator & Chat"
追加で
"Social Game to Meet New People"
Clusterの短いコピーは
"Chat, Talk & Game"
追加で
"Metaverse / Create worlds"
Second Life の短いコピーは
…… 何もない
こんなの普通の会社組織だったら担当者の呼び出しものだわ😩
Clusterにおいてはターゲットが異なるからかプラットフォーム別にコピーも変えて仕掛けている。
IMVUのダウンロード数(1000万)には程遠いけれど
国内中心のタイトルであるClusterでも50万DLだというのは参考になる。
IMVUのダウンロード数(1000万)には程遠いけれど
国内中心のタイトルであるClusterでも50万DLだというのは参考になる。
なんかカテゴリーが違うし…
なんで Second Life のカテゴリーは "Entertainment" なのでしょうか? マーケティング部門の担当者に聞いてみたくなりますね。未だに唯我独尊だと思っているのか、他とは違うという線引きをしたいのでしょうか。それともあえてカテゴリーが被らないように避けているのでしょうか。同じカテゴリーで競合した方が互いに相乗効果になると思うけれど、そういう考えは無いのかな。きっと "Metaverse" というカテゴリーがあれば、迷わずそれにするのだろうけれど、"Metaverse"というのは、あれもメタバースこれもメタバースというものであって、あくまで概念なのだから、『何々が出来る!』といった具体的な効能を表す言葉ではないので、何の為のアプリか分からない。そんな得体の知れないアプリをインストールしないよね😅
ユーザー主体だからって何もしないのは何も得ない
どうも "Second Life" というネームバリューが今も有効だと Lindens は思っているのではないでしょうか。SecondLife は今年で21周年ですが、今年に SecondLife をプレイ可能な 18歳 を向かえる人達は、自分たちが生まれる前から存在する Virtual-World なんて教科書にでも載っていれば別ですが知る由もないことです。それが、たまたま耳にした、あるいは何かのきっかけで SecondLife というワードに遭遇したとして、興味を持って検索してみたら老後の第2の人生とかの意味だったと思い込むこともあるかも知れません。運良く SecondLife の情報を引き当てたとしても、はるか過去のものだったなど、正しく現在の SecondLife が伝わっていないように感じます。過去に日本でもSecondLifeがTVメディアにも登場するなど流行した時期がありましたが、それも何もせずに発生したことではなく、マーケティングとしてしっかりと広告された結果によるものです。SecondLifeは広告代理店の電通が担っていました。同時期に同じく広告代理店のトランスコスモス系からはmeet-meの展開もありました。仕掛けがあって結果がある、あたりまえのこと。IMVU だって何もしなかったのではなく、ちゃんと TV CM も作成しています。
とかく Second Life を知らない世代に Second Life を知って貰うことが急務ではないかな。App Store / Google Play にアプリを置いただけじゃ余程の話題性とか突出したダウンロード数でも無い限り無名のアプリを知ることはあり得ません。今後で完全に誰でも Mobile版 が利用できる状態となったときに何らかのマーケティング向けのアクションをしてくれることを期待します。
年齢制限のレーティングの違い
Second Life の利用規約(TOS)では、利用可能な年齢的要件は 18歳以上 となっています。ところが 公式Mobile版クライアントがある App Store / Google Play では、SecondLifeの利用可能な年齢的要件とは異なる内容が記されていることに少し戸惑いと共に、これでいいのかな? と疑問に感じてしまうかも。年齢要件が12+となっているから小中学生でも対象になるけれどアカウントを作成しようとしたら18+だよって、騙しもいいところだと突っ込まれそう😅😅IMVU のレーティング
- App Store → 17+
- Google Play → 12(JP Region)
Cluster のレーティング
- App Store → 12+
- Google Play → 12(JP Region)
Second Life のレーティング
- App Store → 17+
- Google Play → 12(JP Region)
★ちなみに App Store での 17+ の内容は、このような事柄です。
このApple年齢制限指定に従うとすると、どうも18+なAdultコンテンツを許容するようにするのは無理そう 。IMVUのように何かのアクションで制限解除のような仕掛けが別段で必要でしょう。
★Androidでの年齢制限の区分け(その他の国:日本の場合)
★Androidでの年齢制限の区分け(米国など場合)
Androidの年齢制限の区分けでは18+なアダルトコンテンツも大丈夫のようです。
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