VMが無いWASAPIが無いフォントが無い・・・VISTA/7よりも、かなりナイナイづくしのXPを使い続けている人には環境チューニングなんて各自で独自にやっていると思うので特に何も付け加えることは今更無いと考えますので割愛しますが、そんなXP環境でSecondLifeを実行させるにあたり、これは欠かせない、そしてVISTA/7とは違うところに着目したいと思います。
●速いDNSを捕まえよう
これはOS依存では無いですがDNS(ドメイン・ネーム・サーバー)の反応がよいに越したことはないので使用環境で最速となるようなDNS設定とすべきでしょう。ウチではルーター部分にDNSフォワーダー(PROXY)と若干のキャッシュ機能が付いているようなのでPCからのDNS参照はルーターを見るようにしてルーターの転送先をNTT-AOにしています。
あまりSecondLifeには関係が無いように感じるかも知れませんが、SecondLifeでは一般的なオンラインゲームなどと違って「ダイナミックコンテンツ」としてその都度描画に必要な画像データーなどをサーバー側からダウンロードする仕組みであることからネット回線に左右される部分が多いと言えるでしょう。特に近年の進化したSecondLifeのクライアントでは、このデータ転送を(主にテクスチャ)独自のプロトコル+特定なサーバーという仕組みから転送にHTTPプロトコルを使用し接続先も不特定なサーバー群という構成になっている為、ますますネットワークレスポンスが体感速度に与える影響が顕著に出ると考えられます。

TCP/IP一部処理をNIC上の専用プロセッサで行うのがタスクオフロード機能ってことで昔だと専用のNICを使った高価な物だったりするけれど今時のGigaBit時代だとタスクオフロードに対応したNICがオンボードレベルで付いていたりする。そもそもこの機能はOSだとWindows2000から利用可能な機能で搭載されてはいるものの初期状態で機能onとなっているのはVista以降であり、ネットワーク設定のプロパティから設定状態を変更できるのもそれらのOSのみでXPだと通常の操作では設定は出来ないのでRegeditなどで設定変更する必要があります。
現状でどのように設定になっているかはコマンドラインで netsh int ip show offloadと入力すればネットワーク接続設定毎にoffload設定の状況を表示してくれます。
タスクオフロードが有効であれば、
TCP Transmit Checksum
IP Transmit Checksum
TCP Receive Checksum
IP Receive Checksum
とか表示されます。(日本語環境だと"tcp transmit チェックサムはサポートされています。"と表示されるかも)
何れにしてもNICが対応していないと無意味なのでハードウェアが対応しているか、設定状態はどうなっているか確認。
けれどもタスクオフロード機能は万人に有効ではないしトラブルの元になることも多いので対応したNICであっても機能をoffにしたほうが良い結果となることもあるので実際にやってみてどちらがよいかは試してみないと分からない。単純に考えると複数コアのCPUを搭載しているのならNICで計算するよりも遊んでいるCPUで計算した方が速いでしょうからVista/7を使っている環境だとoffにしたほうが良好な結果に繋がるかも知れません。XPの場合はOS側が初期値でoffであるからNIC側が初期値on設定であると接続したりしなかったりとトラブルの元になるでしょう。
このタスクオフロード機能もSecondLifeとは関係が無いだろって言われるかも知れませんがSecondLifeは同時に音楽や映像などのいわゆるストリームデータを扱う場合が多々あるので通信量が膨大となることを考えて少しでも改善したいって考えです。
こういったネットワークチューニングが必要なのは敷居が高いと感じられるのかも知れませんね。でもそこがSecondLifeらしいとも言えるのではないかなぁ。単純にキャラクターの位置情報や動作などを伝達するだけの通信ではなく、同時に音楽や映像などのストリームも処理し、更にはボイスもリアルタイムで送受信しあわなくてはなりません。追加でツイッターなどの別の系を使っていたりする場合もあります。まぁ、頑張ろうXPの皆様w
うう、難しすぎて理解できない(^_^;)
返信削除うちはこないだ、ビスタから7に変えたんだ~
今にして思うと、ビスタがひどすぎたから、7は快適^^