MH+ PHV System - 着座プリムの取り付け

自動車のボディにルートとすべきプリムが決まれば、次に着座用のプリムを設置しましょう。
ルートプリム = 着座プリム として、ルートに直接座るようにしても構いませんが、先のボディ選択で「ルートプリムの位置による挙動の違い」で触れたように場合によってはルートの位置を変えたりもします。もし、ルートプリムに直接に座るようにすると、当然、座っている位置も変わってしまうので、煩雑に座る位置を調整しなくてはならなくなり、また、他の車体に流用する場合、ルートの位置(高さも考慮)が異なるとそれに合わせて着座位置も変えなくてはならなくなることから、流用が簡単に出来なくなります。さらにはアニメーションを沢山導入する場合、プリム内のインベントリー内容が混沌としてしまい読込も時間が掛かるなどプリム消費量よりも失う利点の方が大きいので着座専用のプリムを設置する事をお勧めします。

着座用のプリムは、AVSitter™によるマルチSitを利用するため、1つだけプリムを増設するだけでOKです。



マルチSitとは、1つのプリムに対して複数人が座る状態を示し、旧来のプリムに割り当てられた着座ポイントの位置を利用しない仕組みです。


対して、旧来のプリム毎の着座ポイントの位置(SitTarget)を利用するものでは、このように座るアバターの数だけ着座用のプリム設置が必要となります。この実装方法では座る位置がプリムの位置と連動して簡単に調整できるなど利点はあるのですが、やはり座る人数分のプリムが必要になる事と、着座箇所の動的な入れ替えが出来ないなど扱いにくいところもあります。

着座用途のプリムが確定したらMH+ PHV Systemに同梱されているAVSitter™のスクリプト類をプリムのインベントリーに入れれば着座位置の調整をすぐに始める事が出来ます。

単独でAVSitterを機能させるには、AVposのノートカード内に記述してある「◆MTYPE 3」の部分を◆MTYPE 1とするか、行そのものを削除で単独での利用が可能となります。

ちなみに
MTYPE の指定無し = 座ればメニュー表示
MTYPE 1の指定あり = 座ってタッチするとメニュー表示
MTYPE 3の指定あり = メニュー表示はLINKメッセージにより起動


着座位置の調整は簡単ですが割と手間が掛かるので、複数人で作業される場合などではこの時点でアニメについては平行で作業する事が出来るでしょう。特に単純に座るだけのアニメだけでなく、カップルポーズなどのシンクロ系アニメを設定するのは時間の掛かる作業ですから・・・。

なお、異なるAVSitter™群 = 別の着座プリムが存在し、どちらもAVSitter™を利用する状況。という場面も想定して「MH+ PHV Systemで使うAVSitter™は、このプリム」と記す事で混在利用も出来るよう考慮しています。この指定はconfig_mainのノートカード内で行います。

2018/05/23

Posted by まゆみ.H
X f B! P L

Search (in blogs)

Featured

今も続くアバターの身長問題。身長=158cmは子供ですか、そーですか。

もともとリアルサイズなアバター故にアジア圏以外が主催のSIMなどでは低身長として扱われることも少なくなかったのですが、さほど気にせず自分の好みの見た目として楽しんでいました。ところが、先日、とあるSIMを訪問した時に「身長が5フィート以下だから子供は帰りなさい」というメッ...

Picks

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

template by QooQ