2022年上半期 (H1)の出来事
1月
●【人事】SecondLife創業者の Philip Rosedale 氏が再びLinden Labにアドバイザーとして参入→ 以降のtwitterなどの発信で以前には見られなかった #metaverse を付けるのが目立ってきた。公式の概要説明欄での説明文が以前の"virtual world" → "metaverse and virtual world"と変化あり
●【人事】SIMのシステム系エンジニアとして知られる Andrew Linden 氏(2000 - 2013)が再びLinden Labに復帰
ただしアバターは "Leviathan Linden" として転生。アバター日付はDEC14-2021なので前年内で復帰が決まっていた模様
●スクリプト・パフォーマンスの改善 → 殆どのSIMでスクリプト実行100%状態近くになった
2月
●未知のPCからログイン時にメール通知する機能を追加する旨の発表●【Linden Home】Newbrooke のテーマ追加
●ロシアによるウクライナ侵攻の影響で一部のロシア圏内で支払い処理が不能になる
3月
●プレミアム料金等の定期的な米国内での購入に別途消費税が請求されるようになった●【WEB】特化したコミュニティ・ページを発表。第1弾は『Black Culture』
●ウクライナ対応の救済措置(一部の料金免除など)
4月
●日本での法定成人年齢引き下げで18歳からとなる → TOSで「居住地域の法定成人」の部分がようやく米国と同じ年齢になった●【動画】Second Life University シリーズ開始を発表
5月
●【LSL】アバターのシェイプの値が取得可能になるVisual-Paramの関数を通常鯖に正式解放。全パラメーターが取得可能としてリリースされるも僅か1日で一部のパラメータのみ取得可能に修正された●【LSL】アカウント情報のBasic/Premiumの区別が取得可能に。同時にSIM割当のプレミアム入場枠とBasiic入場枠の人数も取得可能
●Event Regions のサービス開始
●MFA (Multi-Factor Authentication) protection 対応ビュワーのリリース。旧式のログインも継続
●OffLine Offers の復活 (グループ加入やフレンド追加のオフラインオファー機能)
●【Linden Home】Sakura のテーマ追加
6月
●メタバース標準Forumが設立されるがLinden Labは不参加Epic Games や Unity は参加している。独自の描画エンジン系は複数のゲームタイトルを持つような大企業でもない限り蚊帳の外?
●【LSL】Visual-Paramの関数で除外されたパラメータのうち "Hand_Size" のみ追加で復活
●インベントリー安定化プロセスの開始
インベントリーのアイテムが読み込まれない事象が発生するアカウントへの対処だそうです。行方不明で失念したアイテムが見つかるかも知れませんね
●Premium Plusのメンバーシップ・プラン発表。料金は2倍以上で誰得?
●Event Regionsの新料金体系発表。PRO / Elite の2種類になる。どちらもSIM人数上限が175
上半期でLinden Homeが2種類も追加されるなど前年と比べて倍以上のイベント発生ってところで、前年のmeta社の発表などが刺激になっているのか奮闘しているというか焦っているようにも感じます。
やはり、このお方の復帰が一番のインパクトでしょう。やたらとMetaverse推し傾向になっているのがメタバース標準フォーラム参加社にどう映っているのか気になるところですが、とるに足らないとして無視されてるのかな。
この先、SecondLifeは一匹狼として突き進むのか、はてまたopenSIM系とタッグを組んで、異なるメタバースとして発展するのか、それともメタバース標準に呑み込まれていくのか、まだまだオモシロイと思いますね。少なくとも"Sansar"や"High Fidelity"の顛末を経験しているのですから同じ轍を踏むことはないでしょう。
pics by Kimberly Winnington - Philip Linden
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