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※画像は本記事との関連はありません。
Second Life での 世界は1つ
Second Life においては、仮想世界 = WORLD という意味合いで語ると、アクセス可能な WORLD は2つしかなく、Agni (main-grid) と テスト用の Aditi (beta grid) です。過去記事でも触れていますが 『世界は1つ』 という設計なのです。つまり全てのアバターが同じ世界というか同じ次元に居て、存在する座標が異なるだけという仕組みとなっています。それはMMORPGなどでのハウジングにおいて、自己所有の家は持てるけれど家の中と外は別のMAP(場所)というありがちな環境は SecondLife には当てはまりません。 まぁそのあたりが厄介なところでもあって、空中や海中など別の場所に自宅を設けたとしても、誰でも侵入できるという覗き魔やストーカーのパラダイスなのです。(侵入してきたのを検知して追い払うとかの自己防衛アクションが必要だったりします)
Second Life においては全てのユーザーが Agni (main-grid) の世界に存在することになります。そして世界は 地面、海面、空 の3層で構成される3次元空間として固定の構造です。(大気圏を突き抜けての宇宙空間はありません) また、全ての地域において下方向に一定の重力が働くように設定されています。このことは世界(WORLD)が各々個別に割り当てられたり、空間として定義可能な (広大な空間も表現可能な) VRChat などとは大きく異なっています。
VRChatに誕生したスペースコロニーがまるでガンダムの世界 円筒の内側を上り続ける感覚が不思議
このような広大な空間の表現は Second Life では出来ません。
もしも実現できたとして、SLでは土地面積ベースで課金となることから
維持費を考えると恐ろしいことになるでしょう。
(長さ32Kmとのことだから平面の直線だけでも256mのSIMが125個
直径8Km分の幅とすると256mのSIMが32個分。合計で4000SIM必要)
Interplanetary Cruise Ship by S_ASAGIRI
もしも実現できたとして、SLでは土地面積ベースで課金となることから
維持費を考えると恐ろしいことになるでしょう。
(長さ32Kmとのことだから平面の直線だけでも256mのSIMが125個
直径8Km分の幅とすると256mのSIMが32個分。合計で4000SIM必要)
Second Life での 世界 = Grid の構成
SIM という区切り
Second Life では、その1つの世界を Grid と呼称します。 Grid は複数の SIM と呼称する単位の個別のシミュレーター空間からなるものの集合体で形成され、1つの SIM のサイズは X軸256m × Y軸256m となっています。(openSIMでのSIMは1辺が256m以上である場合もあります) Z軸については高度の表現に該当しますが、Z = 0 からカウントして標準的には20m地点が海面の高さ、それより高い位置に地面があれば地表として露出します。海面の高さは地域により異なりますが地表の高さについては海抜での指定ではなく、あくまでも Z = 0 からの絶対位置であることです。X軸とY軸については面積平方メートルの計算元であり上限サイズが決まっていますが、Z軸に対してはサイズ指定がありません。システム的に計上できる上限値まで扱えます。(integerの上限まで) このことは『大気圏を超えてるじゃんwww』(大気圏 = 地表より 120km より先。NASA定義) ということについて誰も文句は言いませんが、Z = 0 からの絶対位置なので日本海溝のような深海(海抜-8000m)は表現できないことについて文句の1つもありそうです。
(なお、Aditi (beta grid)については別途に操作しない限り、Aditi用のアカウントは作成されません。また一般に公開されていない Grid も稼働している場合もあります。)
Second Life の世界地図で見る 1つのSIMの大きさ(赤丸の部分) は、星屑のようですがそれが集合することで大陸を形成しています。
SIM は面積で区切ってるだけじゃない
先の項で『シミュレーター空間』という言葉で示していますが、まさにそのとおりで1つ1つに対応する仮想のサーバーソフトが起動している環境でもあります。あなたが Second Life のビュワーを複数個起動したり、WEBブラウザーを複数個起動するのと同様に各々の SIM は、各々別の Second Life サーバーが起動しているのです。なんとなく Second Life の構成がイメージできたでしょうか・・・。前置きが長くなりましたが仮想世界とか仮想空間とか呼ばれはするけれど、Second Life においては 『陸、海、空』の3層セットであることが前提で仮想世界とは言えるけれど、同じ座標軸にあるので仮想空間だとは言いにくいと思います。まぁ現実世界でもコンサートホールとか何かで隔離されていれば別空間だと考えることはできるので、いろいろな解釈次第でしょうか。
そして、ハウジングにおいては、この『陸、海、空』の3層セットの世界に構造物を建てるということになります。分かりにくいかな?
ちょっとまぁ長いのでハウジングの色々については別の記事にて・・・。
Second Life でのハウジング
◆Part 1 : Second Life の世界の構成
◆Part 2 : 家を建てる土地を手に入れる3つの選択肢
◆Part 3 : その1 SIM (Region) の場合
◆Part 4 : その2 区画 (Parcel) の場合
◆Part 5 : 区画 (Parcel) の場合の追記と特記
◆Part 6 : その3 Linden Homes の場合
◆Part 7 : 土地は持たずに「空間」に住む Sky BOX の場合
◆Part 8 : 完成された環境に住む。民営のテーマ
◆Part 9 : 土地も家も持たずに流浪の民として楽しむ
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